2020年から小学校でも英語授業が始まり、赤ちゃんが産まれたら英語教育を始めるママさんが増えてます。
このように赤ちゃんの英語教育について気になっている方も多いのではないでしょうか。
幼い頃から英語教育を始めると、悪影響があるのでは…と心配される方も多いですが、
結論から言いますと、少しでも早くから英語教育を始めた方が良いです。
というのも、早くから英語に親しむことで、英語が好きになり子供が自主的に学ぶようになってくれるから。
さらには、
- 「発音がキレイになる」
- 「英語のリスニング能力が上達する」
といった効果も、幼い頃から英語教育を始めたママたちから多く聞かれます。
その内容をシェアします
- いつから英語教育を始めた方が良いのか?
- どんな英語教材を使えばいいの?
- どうやって英語教育を始めれば良いのか?初心者でも簡単な方法
も紹介しますので、ぜひご家庭でもぜひ取り入れてみてくださいね。
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赤ちゃんの英語教育はいつから始めたほうがいい?
この時期から始めましょう、という決められた目安はありませんが、一般的には生後6〜8ヶ月くらいから始めるのが良いと言われています。
生まれたばかりの赤ちゃんは、様々な言語を正確に聞き分ける能力を持っているそうですが、この能力は赤ちゃんが成長していくに従って低下していきます。
言葉を話し始めるころから、母語以外を聞き分ける力はさらに落ちていくので、英語教育は早ければ早いほうが良いですね。
これを臨界期仮説とも言います。
言語学では有名な仮説のこと。
「人間には言語を習得するのに適した時期(年齢)があり、その時期を過ぎると言語習得が難しくなる」という考え方。
多くの研究者が臨界期は5~13歳と結論づけています。
さらに、英語を話せるようになるには2000時間ほど英語に触れる時間が必要です。
仮に1日60分、毎日英語の聞き流しをすると1年間で365時間を英語リスニングに充てることができます。
0歳から英語教育を始めれば、7歳の頃には2000時間の目標が達成しますね。
ですが、アニメやスポーツなどに興味が移り、子供が大きくなるにつれ、なかなか英語を聞いてくれないのが現実…
それでも赤ちゃんのうちなら、1日30分でも英語の聞き流しは簡単ですので、早いうちから英語リスニング2000時間を目指してスタートするのがベストです。
【0歳1歳2歳】赤ちゃんの英語教育のやり方を年齢別に解説
赤ちゃんから英語教育を始めるには、どうやれば良いのか?
年齢別にご紹介します。
0歳からの始め方
0歳の赤ちゃんは、以下のような特徴があります。
- 生後数か月・・・目の前にいる人の言葉を聞いて、リズムや音の高低など言葉の特徴を認識できる。
- 生後5か月頃・・・言語の違い(この言葉が日本語なのか英語なのか)を区別できるようになる。
- 生後6~9ヵ月頃・・・さまざまな言語の音の特徴(「サ」の音がSかTHかなど)を聞き分けることができる。しかし1歳頃には母語の音声に特化される。
このように0歳の赤ちゃんは日本語にない音も理解できるので、1歳までにたくさん英語の音を聞かせることがオススメ。
ではどうやって英語を聞かせればいいのか?
詳しい方法をこちらです↓
英語で話しかける
アメリカのある大学の有名な研究では、中国語を話す保育士と遊んだ赤ちゃんと音声や動画だけで中国語を聞いた赤ちゃんを比較した実験があります。
結果、「動画や音声で中国語を聞いた赤ちゃんよりも、保育士の声で中国語を聞いた赤ちゃんの方が記憶に定着した」というもの。
0歳児にとっては、人間の発する生の声の方が効果が高いということですね。
赤ちゃんは目の前にいる人の言葉を聞いて、それが何を指すのか徐々に理解して行きます。
音と物、音と事を一致させることができるよう、対面で英語を聞かせる必要があるので、英語の発音に自信があれば、たくさん英語で話しかけてあげましょう。
CDで英語の聞き流し
そんなママは、穏やかな童謡や、繰り返しのリズムの音楽で英語を学べるCDがおすすめ。
CDなどの聞き流しでも、発音が良くなるといった効果は十分に期待できます。
CDならテレビ画面を見ないので、赤ちゃんの成長中の目や脳に優しいのも嬉しい。
赤ちゃんにおすすめの英語の聞き流しCDはこちらでも紹介しています。
英会話教室
英語で話しかけることに自信がないという人は、0歳から始められる英会話教室もあります。
数が多くはありませんが、近くにこのような英語教室ある場合はネイティブに話しかけてもらい、英語をインプットすることができます。
赤ちゃんから始める英会話教室については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
英語の絵本を読み聞かせ
子ども用の絵本は文字が少ないので、英語で話しかけれないという人もやりやすいのではないでしょうか。
その際に、イラストを指して言葉と意味を結びつけられるようにします。
赤ちゃんから始める英語絵本の読み聞かせについては、こちらで詳しく解説しています。
1歳からの始め方
基本的には、0歳と同じで英語のインプットをたくさんするようにします!
そのほかは・・・
英語の音声が流れるおもちゃ
赤ちゃんは1歳頃になると、徐々に日本語で単語を言えるようになります。
この頃からは、英語の音が流れるおもちゃで、遊びながら身の回りのものの名前を言えるようにする方法もおすすめ。
自分の興味のおもむくままに遊ことができる英語おもちゃは、自我が芽生え始めた1歳頃からはピッタリです。
楽しみながら学べるので、英語が苦手という意識がついてしまう前に、自然と生活の一部に取り入れることができます。
タッチペンなら、イラストと英語をリンクして覚えられておすすめ。
赤ちゃんでも扱いやすいものを選びましょう。
⇩こちらでは幼児向けタッチペンのおすすめを詳しく紹介しています。
英語の動画を流す
動画は見せるだけでは効果が薄いので、出てきた言葉を母親が繰り返したり、示したりした方が良いです。赤ちゃんの理解がより深まります。
2歳からの始め方
2歳頃からはワンセンテンス(簡単な1つづりの文)も言えるようになります。
上で紹介した0歳、1歳で行う内容に加えて英語の動画や歌を流すこともできます。
英語の歌
歌は子供も真似しやすいですよね。楽しく英語を覚えることができます。また「あたま・かた・ひざ・ポン」の歌のように英語で動作も一緒に行うとより記憶に残せますね。
子どもが真似しやすい英語の歌を流して、たくさん口に出せるようにします。
赤ちゃんの英語教育のメリット
赤ちゃんから英語教育を始めると、さまざまなメリットがあります。
メリット①英語を英語のまま理解する「英語脳」ができる
英語が話せるようになるには、「英語脳」を作ることが必要になってきます。
英語を聞いた時に、日本語を介さず英語のまま理解することができる能力のこと。
母国語方式とも呼ばれます。
母語としての日本語が話せるようになってから英語教育を始めると、突然のことに戸惑ったり、子供によっては苦手意識が生まれたりすることがあります。
また、日本語が確立してから「英語脳」を作ることは、とても大変で本人の努力が必要不可欠になります。
しかし、赤ちゃんの頃から英語に触れていると、英語に抵抗を感じたり苦手意識を抱いたりする前に、日常生活の中で英語脳を作ることができます。
メリット②英語を正しく識別し、よりネイティブに近い発音ができる
英語には、日本語にはない音が複数存在し、耳を使って正しく識別する必要があります。(LとRの違いなど)
母語を習得する前の段階から英語を聞かせることで、この英語特有の音を識別する耳を育てることができます。
たくさんの英語の音に触れていくと、やがて赤ちゃんは聞き取った音を自分の口で真似するようになるでしょう。
聞き取れない音は正しく発音することが難しくなります。
しかし、赤ちゃんの頃から英語を大量にインプットし育った子供は、聞き分けた音を正しく発音することが可能になります。
そのため、英語をスタートする時期が早ければ早いほど、ネイティブに近い発音で話すようになると言われています。
メリット③英語への抵抗がなくなり、英語が好きになる
赤ちゃんから英語教育を始めることで、英語に対する抵抗がなくなり、英語が好きになります。
生活の一部として英語に取り組むことができれば、しめたもの!
学校での授業が始まっても、苦手意識がないので、スムーズに学習に取り組むことができますよ。
「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、英語が好きになれば親が言わずとも自主的に学習してくれるようになります。
赤ちゃんの英語教育のデメリット
赤ちゃんから英語教育を始めることで、少なからず心配されることもあります。
ですが、あくまで可能性の話ですので、そこまで過度に心配しなくても大丈夫です。
デメリット①セミリンガルになる可能性がある
母語が確立する前に、他の言語に触れさせると脳が混乱しセミリンガル(日本語も英語もどちらも中途半端な状態)になりやすいと言われることがあります。
ですが結論から言うと、日本人が日本において英語学習をするならセミリンガルになる心配はないと言えます。
赤ちゃんの頃から二つの言語をもつ子供の脳内には、独立した二つの言語の回路が作られます。
そのため、日本語で話しかければ日本語で応え、英語で話しかければ英語で応答するように、瞬時に切り替えができるようになるのです。
それぞれの言語は独立した別の回路で処理されるため、日本語を介して英語を理解する人たちよりも混乱は起きにくいとされています。
パパやママなどの周りの人たちが、英語と日本語を混合させた言葉(いわゆるルー語)で話しかけないようにするなどの心がけは大切になりますが、過度の心配は必要ないでしょう。
デメリット②日本語の発達が遅くなる可能性がある
日本語だけを話す子供に比べ、幼い頃から英語を話す環境にいる子供は、母語である日本語の発達が遅れやすくなるということが聞かれます。
赤ちゃんは、家族との日頃のコミュニケーションの中で日本語を習得していきます。
家庭内での会話が英語中心になりすぎてしまうことが原因で、母語であるはずの日本語の発達が遅れてしまうと言われています。
しかしこれは、子供がどのような環境で育っていくか、ということが大きく影響します。
日本人の両親を持ち日本で生まれ育った子供である場合、家庭内でたくさんの英語を聞かせていても、聞いている英語の量が日本語の量を上回ることは、まずありません。
家庭の中で、質の良い英語をたくさん聞かせてあげましょう。
赤ちゃんの英語教育のポイントはママも一緒に取り組むこと
英語は1つの言語であり、コミュニケーションツールです。
「誰かと話すための手段」であることを実感することで、赤ちゃんにとってより身近で自然な存在になります。
生活の中に英語を上手く取り入れながら、赤ちゃんとママが一緒になって楽しく過ごしていくことがとっても大切です。
また、幼い子供は言語を習得するのも早いですが、忘れてしまうのも非常に早いです。
英語教育は継続することが鍵であると言っても過言ではありません。
ママも赤ちゃんも一緒に楽しんで、英語学習を続けられる工夫をしていきましょう。
赤ちゃんから始める英語の学習方法のポイント
おすすめ①英語が話せるママは、赤ちゃんに英語で語りかけてみよう
毎日の生活の中で、お風呂や食事のときなど赤ちゃんに語りかけるタイミングが多々ありますよね。
日常のルーティンの中に、簡単な英語のフレーズから取り入れてみましょう。
おはよう、おやすみ、などの挨拶から始めてみるのもおすすめです。
毎日繰り返し英語で語りかけていくうちに、赤ちゃんから自然にフレーズが出てくるようになりますよ。
慣れてきたら、徐々に新しいフレーズを増やしていきましょう。
おすすめ②英語が苦手なママは英語絵本&CDの掛け流しが◎
英語教育において、出来るだけたくさんの英語を聞かせてあげる事がすごく重要なポイントです。
赤ちゃんに、日本語で絵本の読み聞かせをするのと同じように、英語の絵本も読み聞かせてみましょう。
英語の童謡、マザーグースのCDなどもおすすめです。
おうちでの時間や車での移動中など、英語のCDをかけ流しておくだけで、赤ちゃんにとっては立派なインプットになります。
英語の音をたくさん聞かせれば聞かせるほど、発語にもつながりやすくなります。
最近では音楽の月額制サービスも数多くあるので、お得に利用できておすすめです。
おすすめ③英語動画やDVDを一緒に見よう
赤ちゃんが喜ぶような動画やDVDを英語で一緒に楽しむのもおすすめです。
最近では、無料で視聴できるYouTubeや、月額制見放題サービスのNetflixやHuluなど、英語で視聴できる子ども向けのコンテンツが沢山ありますよね。
NetflixやHuluは字幕の切り替えもできるので、ママの英語の勉強にもおすすめですよ。
赤ちゃんとママのお気に入りを見つけてみましょう。
自宅以外で学ぶなら、赤ちゃん向け英語教室でネイティブ先生に教わろう
英語を実際に使えるアウトプットの場所として、英語教室を検討される方もいらっしゃると思います。
教室によって様々な特徴がありますが、赤ちゃん向けのネイティブ先生のいる教室がおすすめです。
お歌やダンスなど、赤ちゃん向けに工夫された楽しいレッスンが受けられるからです。
赤ちゃんにとってもママにとっても英語教育を続けていく上で、良い刺激になるのでモチベーションアップにもつながりますね。
まとめ|赤ちゃんの英語教育はいつからでもOK!でもなるべく早いほうが良い
赤ちゃんの英語教育はいつから始めてもOK!
ですが、臨界期や赤ちゃんの英語脳を育てる観点から、なるべく早くから英語教育を始めるのがベストです。
赤ちゃんから英語教育を始めるメリットは以下の3つ。
- 英語のまま理解する英語脳が育つ
- 英語の発音がネイティブ並みに良くなる
- 子供が英語が好きになり自主的に取り組んでくれる
赤ちゃんの英語教育はいつでも、ママがはじめたい!と思ったときがスタートさせるタイミングと言えます。
赤ちゃんの英語教育に興味のある方は、早めに始めてみてくださいね。
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