近は、子供が幼い頃から英語教育を始めるママが増えています。
専門家や学者の中には様々な意見があります。
「幼い時から英語を始めた方がいい」
「幼い時に始めると子供に悪影響が出る」
どちらの意見もあり、どの意見が正しいのか分からなくなってしまいますね。
最悪のケースだと、情緒不安定や問題行動、感性が年齢相当に成長できないという可能性もあるとか…
加えて、現在はAIがとてつもない速さで進化しており、自動翻訳機など、高機能なものが次々と開発されています。
そんなことに疑問に思った私が
- 幼児から始める英語教育のメリットと弊害やデメリット
- デメリットに対する対処方法
- AIに進化で英語は不要?
について調べてみました。
結論から言うと、今後も英語力は必要になるでしょう。
幼い時から英語教育する場合は、メリットやデメリットを把握してどのように対処すれば良いか知っておくことが必要です。
早期英語教育におけるメリットは4つ
英語が早くに上達する
赤ちゃんは幼ければ幼いほど
「英語の音を聞き分ける能力が高い」
と言う実験結果が。
「臨界期」という言葉もあり、ある一定の年齢を過ぎるとバイリンガルにはなれないとされている年齢のことです。
ですので、英語教育を始めるなら、早い方が良いのです。
生後5日の赤ちゃんでも、外国語と母国語の聞き分けができるという実験結果がフランスで証明されています。
英語教育を幼い時に始めれば、ネイティブに近い発音を獲得しやすくなります。
バイリンガルの子はIQが高くなる
外国に住みながら、自宅では母国語を話すバイリンガルの子供はIQが高くなるという研究結果があります。
バイリンガルの人は1つの単語を聞くと、頭の中で2言語のスイッチが入る仕組みになっており、これが認知力の向上につながり、IQが高くなるのです。
英語ができることで子供に自信がつく
自分に自信を持てる子供は、前向きな考え方ができたり、他人と良好な関係が築けるなど、英語上達以外にも様々な良い効果があります。
幼い時から世界各国の友達を作ることができ、グローバルな感性を磨くことができる
英語ができれば、世界各国の人々と会話ができ、友達になることができます。
現代はオンライン英会話やSNSなど、パソコンやスマホ一つで簡単に世界中と繋がることができますのでチャンスは無限大ですね。
早期英語教育におけるデメリットは4つ
感受性や表現力が育たない
これは日本人の子供が、アメリカにて英語での生活を送った例です。
”両親ともに日本人のA子ちゃんは、渡米後の2年間をアメリカ人が経営する保育施設で過ごした〜中略〜言葉の使い方や語彙の問題はもちろんのこと、絵を見せたり音楽や物語を聞かせたりしても、そこから何かを感じ取って、通常の子供が見せるような反応ができなかった”
引用 ここまできた新常識 赤ちゃん学を知っていますか?
A子ちゃんは英語を話すどころか、年齢相応の表現能力がなかったのです。
このA子ちゃんのケースは「日本での英語教育」とは環境が少し違います。
ですがA子ちゃんの症状に何が影響しているのかは、はっきりと解明できていません。
このような状態になる可能性があることを知っておく必要があります。
同様に、こちらの論文では「情緒不安定」や「問題行動」などを引き起こす原因は、環境や国籍の変化だけが原因ではないと論じています。
子供が情緒不安定や問題行動を起こす可能性も「ゼロではない」ということは知っておきたい!
日本語、英語共に中途半端な「セミリンガル」になってしまう
日本語もカタコト。
英語もカタコト。
2ヶ国語をある程度話せるが、どちらの言語も年齢相応レベルに達していない状態にある中途半端な人のことを「セミリンガル」や「ダブルリミテッド」と言います。
↓こちらの専門書でも、このように書かれておりました。
(教育心理学者 バトラー後藤裕子著)
”外国音を聞き分ける能力をなかなか失わない赤ちゃんは、母語の習得が遅れる”
引用 英語学習は早いほど良いのか
「レッツ イート 朝ごはん!」
とか
「あの アップル とって」
みたいにおかしな言葉使いになってしまうことです
継続しなければ忘れてしまう
やはり何事も継続していかなければ忘れてしまうもの。
せっかく苦労して学んでも継続できなければ、意味がありません。
SLA(第二言語習得研究)の学術研究でも「外国語をマスターするためには学習の継続が不可欠だ」ということがわかっています。
親が英語学習を子供へ強要してしまう
親が子供に英語ができるようになってもらいたい一心で、英語学習を強要してしまうケースです。
こうなってしまうと子供の意思ではなく、親のエゴになってしまいます。
さらには、高額な幼児英語教材を買ってしまったばっかりに、親が子供へ英語学習を強要してしまうことも。
その結果、子供が英語嫌いになってしまったり、自主性のない子供<になってしまうことが考えられます。
早期英語教育のデメリットにおける対処法は?「親は子供を信じて一緒に楽しむこと」
専門書や研究者の論文を読むことによって、「幼児からの英語教育」には様々なメリット、デメリットがあり、良い影響も悪い影響も、どちらも与えてしまう可能性があることがわかりました。
>>参照した専門書や論文一覧はこちら(準備中)
その中でも、研究者たちが共通して主張していたことがあります。それは
「子供を信じて見守ること。そして親も一緒に楽しむこと」
この言葉を聞いた時、私はすごくしっくりきました。
中にはDVDや動画による英語学習は意味がないと主張する研究者もいましたが、親と一緒に楽しみながらDVD学習を進めることは必ずしもマイナスにはならないと言う専門家もいます。
子供たちに親の理想を押し付けたり、無理やりやらせたりなど、子供がストレスを感じながらも英語教育を続けることによって、上記のデメリットや弊害が現れてくるのだと感じます。
現在のAI翻訳機はTOEIC 960点レベル!それでも人間の英語力が必要な理由とは?
英語力が必要な理由①平成23年度より小学校での英語教育が義務化
”社会や経済のグローバル化が急速に進展し、異なる文化の共存や持続可能な発展に向けて国際協力が求められるとともに、人材育成面での国際競争も加速していることから、学校教育において外国語教育を充実することが重要な課題の一つとなっている。”
このことからも分かるとおり、国としても英語教育には力を入れており、グローバル人材の創出を狙いとしています。
小学校での英語必修化は世界各国でも進んでいます
- 1996年 タイ
- 1997年 韓国
- 2005年 中国
このことから、国が「今後も英語が必要である」と判断していることがわかります。
英語力が必要な理由②進化している翻訳機にも欠点があるから
今ではいろいろな翻訳機がありますが、みなさんが一番使うのは「グーグル翻訳」ではないでしょうか?
2016年に、グーグルが「ニューラル機械翻訳」を採用してから機械による言語の自動翻訳の性能が飛躍的に向上したのです。
AIが人間の頭の中の仕組みを模倣し、正しい英語の意味を探しながら、AI自身も学習していくシステムのこと。
要は、使えば使うほど賢くなるシステム!
そんな無敵システムがあるなら、
もう人間は英語をマスターしなくても良いんじゃない?
と思いますが、そんな無敵にも思えるAI翻訳にも弱点があります。
- 細かいニュアンスの翻訳はできない (感情など)
- 文化の違いを把握できない
- 公的文書などには、二重チェックが必要
こういった点はまだまだ人の作業が必要。
いくらAIが発達したとしても、この先数十年は改善されないだろうと言われています。
グーグル翻訳を実際に使ってみても、意味こそわかりますが、日本語がおかしい箇所が1つや2つは目につきますね。
AI翻訳機は、感情表現や世界各国の文化についての翻訳は苦手としており、認識しきれていないのです。
その結果、おかしな翻訳になってしまいます。
そういった『ニュアンスのズレを直す』ことはまだまだ人間にしかできない仕事なのです。
英語力が必要な理由③日本国内でもグローバル化が進む
現在日本に住んでいる分には、英語を使わずとも普通に生活できる人が多数だと思います。
しかし、日本国内における外国人登録者数は、この10年で約1.5倍に増加しています。
この勢いで外国人が増加していけば、日本国内においても英語が必要となるのは時間の問題となりそうです。
>>こちらの記事では詳しく説明しています。
では幼児から英語教育を始めるにあたって、メリットデメリットはなんでしょうか?
まとめ|早期から始める英語教育のメリットデメリット
進化が目まぐるしいAIや翻訳機ですが、人間にしかできないこともまだ多く、将来における英語力は必要です。
そのために幼児から英語を始めることは、メリットデメリットを十分理解して、子供の様子を見ながら親子で楽しく取り組むことが大切だとわかりました。
- 英語が早くに上達する
- IQが高くなる
- 子供に自信がつく
- グローバルな感性が磨かれる
- 感受性や表現力が育たない
- 日本語も英語も中途半端になる
- 継続しないと英語を忘れてしまう
- 親の強要で英語キライになる
英語教育の方法は一つではありません。
- 塾や教室に通わせる方法
- おうちで英語教材で教育する方法
- 絵本や英語動画などを活用する方法 など
親子の数だけその親子にあった教育方法があるはずですので、それぞれに合った教育方法を見つけられるといいですね。
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