平成23年から小学校での英語教育が、義務化され、幼児英語教育が盛んになってきました。
ですが、研究者の中では早期の英語教育は必要ないとしている研究者が多く、その類の参考書は容易に見つかります。
そこで、様々な英語教育本を読み込んだところ、どうすれば弊害なく、幼児英語教育が行えるのかがわかってきました。
早期英語教育の弊害やデメリットはこちらにまとめました。
とはいえ、早期英語教育の弊害や危険性について知っておくことは必要だと感じています。(何事もデメリットを把握した上で、物事を進めた方がいいです)
内容がかぶる部分もあるので、これだけ読めばOK!の4冊を厳選しました。
(タイトルをタップで詳細にジャンプできます)
おうち英語の参考にぜひどうぞ。
本タイトル | 超ざっくりまとめ |
赤ちゃんはことばをどう学ぶのか | 幼児英語教育には否定的。バイリンガル教育 |
<オススメ> 本当に頭がよくなる世界最高のこども英語 |
幼児英語教育は3歳からOK、具体的手法がわかる |
0歳からの子育ての技術「赤ちゃんとの会話」から「知性を伸ばす遊び方」まで | 母語優先、英語教育は6歳からでOK |
親子で育てることば力と思考力 | 英語教育の前にまず日本語 |
<オススメ> 子どもの英語力を育てたいお母さんのための本 |
楽しみながら英語教育を進めることの大切さ |
アメリカの小学校では絵本で英語を教えている | 絵本学習の方法、実践(小学校以上〜) 絵本での英語教育を目指す人は必読 |
<オススメ> 赤ちゃんからの英語レッスン |
赤ちゃんからでもOK 英語絵本と英語音源(CD)を用いた英語教育方法 |
その「英語」が子どもをダメにする | 英語よりも愛情優先でEQが伸びる |
<オススメ> 英語学習は早いほど良いのか |
幼児英語教育研究の過程を知るには一番オススメ |
今の科学で「絶対にいい!」と断言できる最高の子育てベスト55
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バイリンガルは家庭外で育つ、英語を話せる友達を見つけるのがベスト |
<論文>乳幼児期の英語使用は日本語の語彙発達を遅らせるか – 近年の先行研究からの考察 | 幼児英語教育の弊害はない。 |
<論文>JGSS-2010 による早期英語教育に関する意識調査 | アンケート調査による英語教育の実態 |
英語はAIにとって変わられるのか? | 英語は今後も必要。ただし、「英語だけ」できてもNG |
<番外編> 子供とコミュニケーションをとる0〜4歳 わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児 |
日本語を早くに覚えるだけでなく、感情豊かな子育て法 |
10年後に食える仕事食えない仕事 | グローバル化が加速し「英語」を使ってプラスαの仕事をする時代 |
おうち英語は毎日コツコツ取り組むことが大切ですが、どう教えていけばいいのか?
迷ってしまいますね。
お子さんのおうち英語と同時に、ママは児童英語の教師の資格にチャレンジする方が増えていますよ。
英語教育の進め方が学べて、資格も取れるので一石二鳥と人気。
幼児•子供のおうち英語、英語教育おすすめ本4選
私がおすすめする幼児•子供のおうち英語、英語教育本を、以下の点にまとめて紹介します。
- 筆者の考える英語教育の最適な開始時期
- 筆者の考える英語教育における親の接し方
それぞれの点について、わかりやすく 表にまとめています
おすすめ本①「本当に頭がよくなる世界最高のこども英語」
2017年発行
おすすめする英語学習の開始時期 | 3歳 |
おすすめする親の関わり方 | 子供と一緒に英語を学ぶ「学友」 |
本書は大きく二部構成になっており、前半は早期英語教育について論文などのエビデンスを用いて、メリットデメリットなどの説明。
後半部分は実践編となっており、超具体的なやり方かがおすすめ商品の紹介とともに書かれています。
著者は「第二言語習得論(SLA)」の知見を生かし英語学習塾を企業、3000人以上の生徒を指導してきた実績があり、その経験からフォニックス学習法を勧めています。
英語の読み書きを教える指導法の一つ。発音のルールを学ぶことができ、初めて見る単語でも、読み方がわかるようになります。
子供が自分で英語を勉強できる土台を作る事から始めることで(フォニックスができれば、たとえ知らない単語が出てきても、スペルを見るだけでどのように発音するのかわかる)子供が自分で勉強できる能力が身に付き、それが自信になり英語が楽しくなってきて好循環になるとのこと。
(ただし、フォニックスは4歳頃から。3歳で始めた場合は、まず英語を楽しむことから始める)
フォニックスは、英語の発音方法の学習になり、英語が苦手なママには少し難しいかもしれません。
そんな時は、専門の英語教材に頼るのもオススメです。
フォニックスを学べる英語教材をまとめました↓
この筆者は、英語教育における臨界期を否定しており、「子供が幼いうちから早くに英語教育を始めなければいけない」と言う考え方を否定しています。
ようするに
「世間では、早くから始めないと英語が身につかないって言ってるけど、それはあくまで仮説だから本当のところはまだわかんないんですよー。
だから焦って早くから始めなくても大丈夫ですよー。」
と言うスタンスをとっています。
「子供の年齢別に英語教育のやり方を変えるべき」と筆者は主張しており、年齢別で教育方法が示されているので、非常にわかりやすく実践的です。(下記画像参照)
効率よく英語に触れられる、おすすめのアプリやYouTubeなどが具体的に紹介されているので、英語教育をどのようにやればいいか迷っている人にはおすすめです。
ただし、親子で一緒に英語を学んでいくことを推奨している本なので、(一緒に英語の歌で遊んだり)時間が作れない人には向かないです。
おすすめ本②「子どもの英語力を育てたいお母さんのための本」
著者 マスミ オーマンディー
2011年発行
おすすめする英語学習の開始時期 | 4、5歳 |
おすすめする親の関わり方 | 楽しんで子供と関わる事 |
一番肝心なのは「お母さんも一緒に楽しみ、一緒に学ぶ」英語楽習をすること。
この筆者の目指すところには、子供と親に負担のない英語教育を目指そうとしている姿が読んで取れました。
実際に筆者が運営している英会話塾でもその方法を用いて、子供たちに英語教育をしているようです。
楽しく英語を学ぶことについては、私も我が家の1歳児に実践していますが、かなりいい影響が出ていると思います。
著者は学習開始年齢を4〜5歳を推奨しているが、親が楽しめるようなら0歳からでも英語を始めても良いとしています。
時間は1日15分だけでもOK。
それでも1年で120以上の表現が身につくとのこと。
望む結果になかなか至らなかったとしても、子どもを心から信頼することが一番大切で『私の子どもだから絶対にできる』という親の気持ちさえブレなければ子どもはのびのびと育つと述べています。
(この本の後半は、著者が開発した「PLSシステム」の説明、PRの内容。
入塾を考えてない人は後半部分は読み飛ばしても良いかも)
おすすめ本③赤ちゃんからの英語レッスン
おすすめする英語学習の開始時期 | 赤ちゃんからOK |
おすすめする親の関わり方 | 親子で一緒に絵本を読む |
この本の著者も赤ちゃんから始める英語教育に迷いながら、自分の子供に試行錯誤してきた一人。
基本的には英語絵本とCDでの教育方法を紹介している本です。
子供にDVDを長時間見せるのに抵抗がある人は、こちらの本がおすすめ。
幼い子供ほど、DVDなど長時間の視聴は避けた方が良いことは、どの専門書でも主張されていました。
ですので、この本の「絵本とCD(音声学習)」を用いることは、理にかなった学習方法だと感じます。
読書が苦手な人でも読みやすい内容になっており、1番のオススメ本です。
おすすめ本④「英語学習は早いほど良いのか」2015年
おすすめする英語学習の開始時期 | 10歳頃 |
おすすめする親の関わり方 | 動機付けを高めること |
タイトル通り。
まさに英語学習時期の問題に焦点をあて、様々な実験、調査結果事例を説明しつつ、ケースバイケースで言及されている一冊。
本書の内容のおよそ9割がそれにあたります。
残り1割の部分で「実際に、どのように英語教育を行えば良いか」が書かれています。
私が読んだ本の中で、もっともエビデンスが豊富で、科学的根拠に基づいたアプローチから英語教育の是非を語っています。
この一冊さえ読めば、早期英語教育について賛否が分かれている理由が全てわかります。
そのため、著者の主張は非常に信憑性の高い内容だと感じましたが、いかんせん内容が専門的すぎて読みにくいです。
人が母国語以外の言語をどのように学習していくのか、網羅的に知りたい人にはおすすめ。
おすすめ本<おまけ>0〜4歳 わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児
語りかけ育児の方法は1日のうちで30分間、テレビを消して赤ちゃんと向き合い自分の言葉で話しかけるというもの。
一例を挙げると、赤ちゃんの目線の先にあるものについて「あれは〇〇だよ」と言ってあげるなど。
赤ちゃんの興味の赴くままに寄り添い、話しかけてあげましょうということです。
内容は0歳から4歳まで11段階に区切られており、赤ちゃんの対象月齢に合わせてどんなふうに接すれば良いか、どんな遊びがいいか、おすすめの絵本やおもちゃなど超具体的に紹介されています。
英語とは直接関係ないのですが、赤ちゃんがどんなことが好きなのか、細かく説明されている一冊なので全てのママにおすすめできます。
私ももっと早くに出会いたかった本でした。(長女はすでに5歳なので、間に合わなかったことが悲しいです)
1歳の次女には英語教育と並行して実践していますが、長女の同時期に比べ、親の言うことをかなり理解していると感じます。
幼児•子供のおうち英語、英語教育本おすすめ まとめ
いかがでしたか?
この記事でおすすめした、英語教育本では以下のことが学べます。
- 「赤ちゃんからの英語レッスン」 お金をかけずにできる、具体的な教材や教育方法
- 「こどもの英語力を育てたいお母さんのための本」 子供に負担の少ない楽しい英語教育方法を学べる
- 「英語学習は早いほどいいのか?」 早期英語教育における様々な研究結果
- 「本当に頭がよくなる世界最高のこども英語 年齢ごとのより具体的な英語教育方法を学べる
実際に我が家の近所にすむ、子供英会話講師に話を聞いても、早期英語教育による弊害や子供への悪影響はないと断言しているんですね。
(その先生の子供たちも小さい時から英語で育てたそうですが、悪影響はなかったそうです。)
ですので、
と言うのが、15冊以上専門書を読書し、教育現場のプロの話を聞いた私の感想です。
トド英語は子ども1人でも楽しく学習できるように、ゲーム要素をふんだんに取り入れた教材なので飽きずに毎日取り組むことが可能。
ソフトウエア開発コンテスト「グローバル・ラーニングXプライズ(Global Learning Xprize)」で入賞していて、子供たちの学習効率を考えて作られたアプリです。
楽しく学ぶのはもちろん、直感的に操作できるから2歳〜から取り組めます。
アプリなのにフォニックスや英語発音なども学べるので、下手な学習プリントよりも効率的です。
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